top of page

【最新版】何歳から習い事始めたらいいの?



 お子さんの習い事「何歳か始めた方がいいのか」と悩みを抱えている親御さんは、多くいらっしゃいます。習い事は、家庭や保育施設ではできない貴重な学習や経験ができる機会です。


 この記事では、何歳から始めるべきなのかとその理由について解説します。習い事を検討しているかたは、ご参考ください。



 

目次

1.何歳から始める?年齢に関するデータ

 1-1.習い事をさせない家庭もある


2.一生で一番成長するゴールデンエイジ

 2-1.ゴールデンエイジって何歳から?

 2-2.プレゴールデンエイジ

 2-3.プレゴールデンエイジ

 2-4.ホストゴールデンエイジ


3.まとめ



 


1.何歳から始める?年齢に関するデータ

結論:3歳〜5歳で始める家庭が多い


 お子さんによって発育発達の状況が異なるため「何歳から始めるべき」という明確なデータはありません。家庭環境や親御さんの考え方によっても、習い事を始める時期は異なります。自分の子どもと向き合い、子どもの特性を踏まえて習い事の開始時期を考えましょう。


 習い事を始める時期は子どもによって異なりますが、「子どもの習い事に関するアンケート」によると、多くの子どもが3~5歳で習い事を始めています。


 保育園や幼稚園で過ごす時間が長くなり、親と離れた場所でもルールを守って活動できるようになるため、習い事にも集中して取り組めると考える方が多いようです。



1-1習い事をさせない家庭もある

 以下の理由などから習い事をさせない家庭も少なくありません。


・家族の時間を大切にしたい

・家庭内で生活習慣を身に付けたい

・自由に好きなことをさせてあげたい

など、さまざまな考え方の家庭があります。


 お子さんのやる気や楽しんでいるかの有無によって判断するのが良いでしょう。



2.一生で一番成長するゴールデンエイジ

 子どもが成長していく上で「一般型」「リンパ型」「神経型」「生殖器型」の4つのカテゴリーに分かれて発育します。

 各カテゴリー20歳を100%とした場合の年齢ごとの成熟度を表したのを「スキャモンの発育曲線」と言います。


スキャモンの発育発達曲線

「一般型」…身長や体重、筋肉、骨格などの成長を示したものです。  ヒトの身長や体重の伸びが大きくなるのは、生まれてすぐの時期と12歳頃の思春期呼ばれる時期です。したがって一般型の発育曲線は、前半と後半に大きな坂が2ヵ所登場することになります。 「リンパ型」…胸腺などのリンパ組織の成長を示したものです。  リンパ組織と表記すると少しわかりにくいかもしれませんが、体を守るための免疫系の成長のことを指します。 「神経型」…脳や脊髄、視覚器などの神経系や感覚器系の成長を示したものです。  神経系や感覚器系というのは、生まれてから早い段階で、大人と変わらないレベルにまで成長を遂げます。したがって、神経系の発育曲線は、出生後から一気に増加し、成長期には100%の状態にまで達します。 「生殖器型」…男性や女性の生殖器などの成長を示したものです。  いわゆる第2次性徴に関わる臓器なのですが、男の子が男性らしく、女の子が女性らしく変化するのがいつ頃なのかというと、やはり思春期ですよね。したがって、生殖型の発育曲線は、出生後しばらくは低空飛行を続けますが、思春期になると急に上昇していきます。

 運動能力に関係する「神経型」の成長は、生まれてから一気に増加し、6歳までに80%、12歳では100%に達していることが分かります。


 この神経の急激な成長期を【ゴールデンエイジ】と言い、さまざまな運動を「即座に習得できる」特徴を持ちます。


 ゴールデンエイジには、「プレゴールデンエイジ」「ゴールデンエイジ」「ポストゴールデンエイジ」の3つのステップがあり、それぞれの特徴を理解し子どもに合った運動をしていくことで、より運動能力が向上します。


 3つのステップを見ていきましょう!



2-1.プレゴールデンエイジ

 「プレゴールデンエイジ」とはゴールデンエイジの前段階の期間で、年齢としては3歳から9歳頃の神経系が著しく発達する時期を言います。早い子どもでは、2歳からプレゴールデンエイジが始まるとも言われいますが、ゴールデンエイジと同様に成長には個人差があるので焦る必要はありません。

 神経の発達が5歳で80%に到達することからも、プレゴールデンエイジの時期に様々な運動や動きを経験するかしないかでその後の運動能力に大きな違いが出てきます。

 ゴールデンエイジ期でしか得られない「即座の習得」は、その前段階であるプレゴールデンエイジの時期に様々な動きや運動を経験し、神経回路が形成出来ている場合にのみ出現します。

 プレゴールデンエイジ期の子どもは、「平衡感覚・空中認知能力・バランス感覚」が著しく発達します。特に未就学児の動きは繊細でキレイな動きというよりかは、大雑把に見えます。少しずつ動きの精度が高まり、スムーズに動けるようになります。この時期に色々な動きや運動を経験することによって神経系が発達します。


2-2.ゴールデンエイジ

 プレゴールデンエイジ期に、経験した動きをもとにゴールデンエイジは「即座の習得」が可能になり、初めて見たものを数回やっただけで習得することができる特徴があります。年齢としては、9歳頃から12歳頃に複雑な運動や高度な技術をすぐに覚えることができる人生に二度とない貴重な時期です。


2-3.ポストゴールデンエイジ

 ポストゴールデンエイジ期は、12歳以降を指し身長や体重、筋力などが成長するタイミングになります。ゴールデンエイジに習得した動きを、より洗練したり、難易度の高い動きに挑戦できるようになります。





3.まとめ

 結論:3歳〜5歳で始める家庭が多い


・生まれてから12歳頃まで神経が著しく成長する。それに合わせて多種多様な動きを経験すると運動能力が向上する。


・保育施設で社会性が養われることから、3歳頃から習い事を始める家庭が多い。


・運動が苦手な子にならない為には、早い段階から多種多様な動きを経験することが大切

Comments


bottom of page